高知城でも行って帰ろ

シティホテルの朝。
なんだろう。部屋は狭いけど、バストイレがあって…なんか快適な気がするのはなぜ？　
歩き遍路第2弾を無事に終えたからか、昨夜はイビキにも負けず？初めて朝まで寝れた。

荷造りをして、ポールはリュックにくくりつける。もう要らないんだ。もう帰るんだ。

なんだ？　このちょっとさみしい感は？
このまま旅を続けたいのか？いや、着たままのウエアも洗濯したいだろ。
遍路宿じゃない快適な我が家で寝たいだろ。だいたい、足が悲鳴をあげてるじゃないか。
荷物を担いで歩くから肩も痛い。そうだ、帰ろう。

お遍路で寺を周ることを「打つ」とゆう。
一気に休まず45日ほどかけて周ることを「通し打ち」とゆう。「逆打ち」とゆうのもある。

「通し打ち」かあ。気合いが要る。知り合いで通し打ちをした人が複数いる。
しかもその人たちは皆、複数回周っている。なんなんだろう…
「四国病」以外のなにものでもない。

とにかくしんどいのに、
ツライ目にあうのに、不便なのに、お金も要るのに、カラダ中痛くなるのに…

言えることは、私も間違いなく次の計画を考えているとゆうことだ。

テツさん、無事に大阪に帰ってね。疲れて寝込んでるヒマないよ。年が明けたら第3弾行くよ！

って朝マック食べながら書いてる。Wi-Fiは使えて、あったかいカフェオレ。
街は快適じゃないか。なのに、不便な田舎を歩きたい。しんどい山に登りたい。

「四国病」イコール「アホ」とゆうことだ。

毎日これだけよく歩くよ。足も痛くなるわ。一週間の一日平均が3万歩…

高知城へぶらぶら歩く。空荷ならルンルンだ。菅笠だけ持っていこ。
山内一豊の城か。日本史勉強したのに覚えてないもんだ。

歴史より、天守閣からの景色。東を見ると、はるか遠くの山並み。
あれを越えてきたんやなあ。

越えてきた山がわかる。

五台山の竹林寺。最後の登りがしんどかった～

帯屋町ひろめ市場。わあ、なんかにぎやかで美味しそ〜！

さっき朝マック行ったとこやのに。クラフトビール？飲んどこう。
トロかあ。唐揚げ美味そ〜ハイボールいっとこ！　
これでいい気持ちになってバスで5時間。幸せとゆうもんだ。

となりの席の人が声をかけてきた。「お遍路さんですか？」菅笠持ってるからだ。
「歩いて？」

「はい、徳島から歩いてきました」

「へえ、それはすごい。何日かかるんですか」

パパは「一週間」と。なんでやねん！一週間で歩ける訳ない。

私はすかさず「2週間です。遠かったです」パパはこの辺がまだまだだ。

電車やバスにも乗ったとゆう必要もなく・・・

ホテルに戻ってリュック回収。さあ、バスに乗るで〜

お昼2時前にバスに乗り、歩いて自宅にたどり着いたら夜の8時半だった。

5時間半バスに乗ってた。

「四国病」万歳だ！　歩き遍路、超楽しい！　これはやめられない。

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