えちまにはかた

2019/03/12

枕崎~稚内 列車旅完結編3日目 函館~小樽へ

8:19函館発 長万部行きに乗る。
1両だ。

「車内が混みあってまいりました。座席の荷物は網棚へ」とアナウンス。
鈍行旅は、向かいあわせのクロスシートに靴を脱いで足をあげるのが決まり?だ。
全座席の半分以上は空いてる。
鈍行にしては、たくさん乗ってるな。


思いのほか、北海道にも春が来てる。
雪は遠くの山にしかない。
畑は、春の植付けに向けて、もう耕されてる。

ここ10年近く、毎年のように北海道に来てる。
でも、考えてみれば、この時期の北海道は初めてだ。

ん?!  新函館北斗駅?  畑の中に突如 新幹線の駅。現在の新幹線最北駅だ。
こんな駅から新幹線乗るやつ、絶対おらん。
こんなとこに、なんで…
新幹線も札幌まで行かないと意味ないよね。
こんなとこで終わってる。いつになるかな。

大沼公園。
駒ケ岳は雲の中。残念。だいたいこの時期にカラッと晴れる、なんて無理なんだよ。
わあ、凍ってるやん。春はまだ? 湖が凍るってやっぱり北海道だ。


45年ほど前、ここでボートに乗った。
一緒に乗ったのは、今のパパ。
よかった…他のヒトなら思い出しちゃいけない・・・



大沼公園駅。ほとんどの人が降りた。乗客は8人。

森駅。ここで海に出た。内浦湾とゆうらしい。
ここで30分待つ。待つのは慣れっこだ。
特急とすれ違う。森駅ってイカめしで有名な駅やっけな。




11:18長万部着。ここで2時間。
ランチ、と思って駅を出て周りを見回すも…なんにもない。
スマホで調べた店、ほとんどやってない。
案内所できいたレストラン、宴会で貸切。結局、長万部名物かにめし弁当を買う。



こんな部屋を作ってくれてる。
早い話が、古い列車のシート持ってきてを並べてあるのだ。
大きなテレビで長万部PR。
それをぼうっと見ながら、待ち時間を過ごす。


長万部近くになると、車窓から、カニ、かにめしの看板。でも皆廃虚になってる。
高速ができて通過してしまうのか。寂れてる。
シャッター街だ。店とゆうものがない。




長万部に2030年には新幹線が停まるの?
こんななんにもない所に新幹線要るの?
ってことは札幌まで開通するのも、あと10年以上かかるんだ。




ほんとに地方は寂れるいっぽうだ。
みんな都会へ出ていく。
青春切符も都会で買って、地方には運賃も落ちないもんな。
「地方創生」ってゆうけど…

13:18倶知安行きに乗る。珍しく2両だ。乗客は2両に10人ほど。

本を持って来るのを忘れた。
読みかけのがあったのにしまった、と思ったけど、不思議と退屈しない。
うとうと寝たり、窓からの景色見たり、写真撮ったり、
景色見て思ったことをブログに書いたり、Googleマップで位置を確認したり。
スマホ持ってると退屈しない。

ナナタカもいいかげんにスマホにしてくれ。LINEできないと不便だ。

ニセコを過ぎた。この辺りは雪が多い。
スキー場あるもんな。3月でもパウダースノーらしいもんな。



晴れていれば、羊蹄山が見えるはずなんだけど、頂上は雲の中。そのうち登ってやる。
14:57倶知安で乗換。

誰も降りない、誰も乗ってこない、こんぶ駅。雪に埋もれてる。



小樽までの今日最後の列車。
2両。けっこう乗ってる。山陰の山口、島根より、人が多いのかな。山陰はほとんど1両で5人ほどしか乗ってなかった。

小樽駅直前、車内アナウンス、
「ただいま線路内に侵入した鹿と衝突いたしました。点検の為しばらくお待ち下さい」
あらま。

予定通り16:26小樽駅着。
小樽かあ。何回来てるかなあ。

ホテルsonia 。 え? こんなキレイなホテル7500円?
震災復興支援補助とかで3000円割引。ありがたや。


小樽の夜は楽しい。ジンギスカンかな。
以前にも行ったことがある、「ジンギスカン北とうがらし」
カウンターのみ定員10人。8人の中国人と私達ふたり。
サッポロクラシックの生ビールがうまい。3杯飲んで5130円。安い。




考えてみれば、函館~小樽なんて、車で走ってもすぐだ。それを鈍行列車を乗換、乗換。駅で待たされ…一日かかってたどり着いた。

それが楽しいのだ。
それができることが、うれしいのだ。





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